ムラサキツユクサ

ツユクサと言えば、花びらを集めて作る色水・・・
白いハンカチに、絵筆で染め付けた思い出、、、そう言えば、子供達も遊んでいましたね。
草木染めの、ほんの手がかり。遊びの中から生まれる科学・・・生きる嗜みとでも言いましょうか。
世代を超えて受け継がれていくことの、何て微笑ましいことでしょう。

葉室麟さんの小説に、『蛍草』が有りますが、こちらは、道端や野辺に咲くいわば雑草扱いのツユクサ、
同じツユクサ科では有りますが、1年草です。

改めて書を開くと、ムラサキツユクサとかオオムラサキツユクサとか、
如何に違いが明らかであるかなど、大変お勉強になることばかりでした。
結局、白花でも“ムラサキツユクサ”と呼んでいいものなのか等々、おバカなことを考えたりしております。

また、生物のお勉強で楽しいのが、顕微鏡を使った観察ですよね。
このムラサキツユクサの雄しべは、原形質流動の観察にもってこいらしい。
あぁ、生物も生きているんだ!!と改めて感じ入ったりして・・・ ご興味のある方は、こちらをどうぞ。


2016.5.8撮影

2015.6.5 清水公園にて

この写真を撮りながら、
果たしてムラサキツユクサなのか、オオムラサキツユクサなのか、全く判別が付きません。

蕾の萼に当たる部分に細かい毛が生えていること、多年草であることからして、
写真は『オオムラサキツユクサ』なのだと思います。
そして、オオムラサキツユクサの中には、園芸品種として白や紅ムラサキ色が有るらしいです。

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